3月集会の開催のお知らせ(2022年3月20日 オンライン)

■テーマ
「生物多様性と環境教育のこれから」

■開催趣旨
  生物多様性条約第15回締約国会議(以下、COP15、2021年10月と2022年4月~5月での開催)において、愛知目標の次の世界目標、「ポスト2020生物多様性枠組」が採択されます。生物多様性の損失を止めることは気候変動の対策と同様、喫緊の課題であり、新たな世界目標を見据えて、本学会においても生物多様性の保全を意識したこれからの環境教育を考えることは重要です。そこで、国際的な情報収集・分析を行い、日本の生物多様性保全の底上げに取り組んでいる道家哲平氏(国際自然保護連合日本委員会 事務局長)をゲストにお呼びし、COP15の第一部(2021年10月の開催)の成果と「ポスト2020生物多様性枠組」についてご講演いただき、これからの環境教育を考える機会となることを目指します。

■日程
2022年3月20日(日)

・公開セミナー
10:00~11:30
テーマ「生物多様性と環境教育のこれから」
講演者 道家 哲平 氏(国際自然保護連合日本委員会 事務局長)

11:30~11:45
・研究実践奨励賞の表彰

13:00~19:40
・学会員向け各研究会企画(詳細は下部を参照)

■実施方法
オンライン(Zoom)

■参加費・対象
参加費無料、定員300名、どなたでも参加いただけます。 
※午後の「学会員向け各研究会企画」のみ、学会員限定です

■申込み方法
下記の参加申込みフォームよりお申込みください。
※午前のみ、午後のみの参加の場合もお申込みが必要です
※申込み締め切り:3月18日(金)まで

https://forms.gle/8DE2SyfsP6FPzH2UA (外部リンク)

■その他
・参加申込みをされた方には、開催日前日にオンライン(Zoom)のURL等をお送りします。
・午後の研究会は、会員限定です。参加申し込みをされた学会員の方には、すべての研究会企画のオンラインの各URLをお送りします。
 ご希望の研究会企画のURLにアクセスしてご参加ください。

■チラシ
3月集会の開催チラシ(※公開までしばらくお待ちください)

■主催
一般社団法人 日本環境教育学会

■共催
東海大学大学院人間環境学研究科・東海大学教養学部

■お問い合わせ
ダイバーシティ推進委員会
E-mail  diversity<at>jsfee.jp ※<at>を@に変更してお送りください。

■プログラム内容
〇公開セミナー 10:00~11:30

講演者 道家 哲平 氏

プロフィール
道家哲平(どうけ・てっぺい) 1980年生まれ。公益財団法人日本自然保護協会広報会員連携部長、国際自然保護連合日本委員会事務局長。IUCNや生物多様性条約はじめ国際会議等を参加・ウォッチし、世界の自然保護動向の情報収集と分析を行い、発信。政府・企業・NGO・ユースなどへの執筆や講演などの実績も多数。保護地域やOECM、教育普及啓発(CEPA)に関しては、国際機関の専門委員やアドバイザーも務める。

〇学会員向け各研究会企画 13:00~19:40

スケジュールの詳細

研究会企画名

第一部

第二部

(各研究会で任意の実施)

「SDGs の教育」研究会

13:00~14:00

14:00~15:00

「公害教育」研究会

14:10~15:10

15:10~16:10☆

「環境教育プログラムの評価」研究会

15:20~16:20

16:20~17:20

「気候変動教育」研究会

16:30~17:30

17:30~18:30☆

「原発事故後の福島を考える」研究会

17:40~18:40

18:40~19:40

 (☆は実施確定)

「SDGsの教育」研究会

ESDの発展もしくは実践としての「SDGsの教育」を検討・議論・深化させること目的とする本研究会では、『知る・わかる・伝えるSDGs』(学文社)シリーズ全4巻を刊行した。今回は経済分野・自然環境分野の目標を扱う第2巻・3巻について、編者から報告し、今後の合評会に向けた議論をおこなう。
 
「公害教育」研究会
『公害スタディーズ』を公害教育の現場では、どのように活用できるか。前半は、遠藤邦夫さん(水俣病センター相思社理事/水俣市立水俣病資料館伝え手)と竹島潤さん(岡山市立操南中学校教諭/NPO法人ICOI代表理事)からのご報告を、後半は林美帆さん(みずしま財団)と小川輝光さん(神奈川学園中学高等学校教諭)からのコメントをもとに、考える。 
 

「環境教育プログラムの評価」研究会
本研究会では、現場で使えるプログラム評価の方法論を整理したうえで、プログラムの対象や評価目的ごとの「評価指針」の暫定版を作成し、それをウェブ上で公開・更新してきました。今回の公開研究会は、評価の原理や、学校教育・社会教育両分野のプログラム実施事例および課題など、これまでの研究会活動における検討事項を整理し提示するとともに、SDGs、自然、公害、ごみ、防災、エネルギーなどの分野ごとの評価のニーズを確認します。他研究会に参加の皆様をはじめ、会員の皆様から広くご意見をいただく機会とする予定です。

  
「気候変動教育」研究会
2050 年のカーボンゼロ社会の実現が共通目標となるなか、社会転換とそれとの相互作用を担う人の転換が急務となっている。
このため、本研究会では、転換期を先駆ける気候変動教育について、対象別・目的別(高校生・大学生・社会人一般、フロントランナー等)のプログラムの考え方の整理、プログラムの開発・共有を行う。その一環として、本研究集会では、気候変動教育の実践事例や検討状況を共有し、社会像・人材像、教育プログラムが持つべき規範・要件等を検討する。

「原発事故後の福島を考える」研究会
私たちは、原発事故を環境教育のみならず、社会においても風化させないために、原発事故を伝えていく実践を環境教育として位置付ける必要がある。今回は、里見喜生さん(古滝屋16代目当主/原子力災害考証館 furusato 館長)をお呼びし、原子力災害考証館での取り組みについてご講演いただき、原発事故を伝えていくことについて学ぶ。