日本環境教育学会 3月集会のお知らせ

テーマ:世界に変革を生み出す環境教育 -持続可能な社会の担い手を育むために-
(ENVIRONMENTAL EDUCATION “TO TRANSFORM WORLD” )

開催趣旨:私たちは今、地球規模の諸問題に直面し、解決に向けたSDGsへの参加・行動が期待されています。特に、「環境正義」「気候正義(Climate Justice)」等への共感力や当事者性、持続可能な社会の構築に向けて、“FFF : Fridays for Future” に代表される若い世代からの訴えや問いかけから環境教育を問い直し、これからどのように教育実践していくか、みなさんと考える機会となることをめざします。

日時:2021年3月21日(日曜日)
・公開トークセッション
 10:00~12:00
・学会員向け各研究会企画
 13:00~20:00(3部制)

実施方法:オンライン(Zoomウェビナー) 事前申し込み制・参加費無料

<どなたでも参加いただけます>

午前中・午後のいずれか、または両方に参加される方
 ↓ お申込みはこちらから ↓
https://forms.gle/AiAWXsWLicwCmoks9 (外部リンク)
先着順・定員に達し次第申し込み終了
締め切り:2021年3月18日(木曜日)

・申し込みをされた方には、開催日前日にオンラインイベントURLをお送りいたします。そちらからアクセスしてください。
・午後の研究会は、会員限定です。参加申し込みをされた学会員の方には、すべての研究会のイベントURLをお送りしますので、参加を希望する会場にアクセスください。

主催:一般社団法人 日本環境教育学会
共催:立教大学ESD研究所
後援:全国地球温暖化防止ネット、ESD活動支援センター、関東地方ESD活動支援センター

問い合わせ:3月集会実行委員会
     yayoi2021 <at> jsfee.jp


☆プログラム

公開トークセッション:10:00~12:00

<at<リレートーク>
・露木志奈さん(慶応大学在学中、環境活動家)
・飯田貴也さん(NPO法人新宿環境活動ネット 理事・事務局長)
・宮﨑紗矢香さん(大川印刷、人間活動家)
・山藤旅聞さん(新渡戸文化小中学校・高等学校)

~質疑応答(ウェビナー Q&A)~
 コメンテーター:阿部 治(日本環境教育学会 研究委員長/立教大学)
<パネルトーク>
 司会:岩本 泰(日本環境教育学会 研究副委員長/東海大学)

*登壇者プロフィール**

露木 志奈(つゆき しいな)2001年生まれ。幼児期は自然保育で育ち、小学生で山村留学を経験。高校1年生の夏からバリにある世界で一番エコな学校・グリーンスクールに留学、3年間をすごす。2018年にCOP24(気候変動枠組条約締約国会議)in Poland、2019年にCOP25 in Spainに参加。現在は「気候変動の危機について、同世代の中高生にもっと知ってほしい」と、日本各地の小中高校で講演を行う。 

飯田 貴也(いいだ・たかや)1989年生まれ。NPO法人新宿環境活動ネット(新宿区立環境学習情報センター 指定管理者)理事・事務局長。環境学習コーディネーターとして、小・中学生を対象とした出前授業やワークショップの企画・実施などに携わる。ESD円卓会議、日中韓環境教育ネットワーク(TEEN)、GEOC運営委員会等の委員として、ユースの声を発信している。

宮﨑紗矢香(みやざき・さやか)1997年生まれ。立教大学社会学部卒。在学中に子ども食堂の活動をきっかけにSDGsに関心を持つものの、国内企業などのSDGsウォッシュの実態に疑問を抱く。その後、グレタ・トゥーンベリさんを知り、Fridays For Future Tokyoのオーガナイザーとして活動。現在は、株式会社大川印刷社員。共著に『グレタさんの訴えと水害列島日本』、『子ども白書2020』。

山藤 旅聞(さんとう・りょぶん)新渡戸文化中学校・高等学校 統括校長補佐、担当教科は生物。一般社団法人 Think the Earth 、株式会社ゲイトなど複数の組織、企業と兼務。2004 年より都立高校の生物教員となり、オール実験の授業や生徒の「問い」だけで進める授業、生徒が主体的・自立的に学びを進める「対話式・双方向性授業」などを実践。企業や NPO/NGOとパートナーシップを組んだ PBL(project based Learning)を実施し、数多くのプロジェクトを生み出している。2019年より現職。2019 年環境省グットライフアワード環境大臣賞受賞。

<午後:学会員向け各研究会企画> 13:00〜18:00

13:00~15:00
 環境教育国際共同研究会
 「公害教育」研究会

15:30~17:30
 「原発事故後の福島を考える」研究会
 「SDGsの教育」研究会

18:00~20:00
 環境教育プログラムの評価研究会

●環境教育国際共同研究会 13:00~15:00
内容:国際共同研究会では、会の概況と現在のアジアジャーナル(JJEE-EEA2021)の紹介、今後の展開にかかる意見交換を広く行いますので、本学会における国際交流や国際共同研究に関心がある皆さまの幅広いご参加を期待しています。

●「公害教育」研究会 13:00~15:00
内容:今春出版予定の『公害からの問いかけ(仮)』の内容及び進捗紹介及を行う。編集委員の一員である小川輝光さんが作成した「公害曼陀羅」または「系統樹」図を、より良いものにするために参加者から意見と議論する時間を取り、公害の広がりについて意見交換を行う。

●「原発事故後の福島を考える」研究会 15:30~17:30
内容:公開研究会では、原発事故から10年目であることを踏まえ、まず本研究会10年の歩みを振り返る報告を行う。次に、この10年間における復興への歩みがどのように行われてきたのかについて、福島県における学校再編の分析を元に報告を行う予定である。

●「SDGsの教育」研究会 15:30~17:30
内容:本研究会では、ESDの発展もしくは実践としての「SDGsの教育」を検討・議論・深化させること目的として活動を行い、『知る・わかる・伝えるSDGs』(学文社)シリーズを刊行した。今回はゴール12~16をまとめたⅢ巻について、編者・執筆者の報告をもとにディスカッションを行う予定である。

●環境教育プログラムの評価研究会 18:00〜20:00
内容:本研究会では、現場で使えるプログラム評価の方法論を整理したうえで、プログラムの対象や評価目的ごとの「評価指針」の暫定版を作成し、それをウェブ公開することを当面の目標としています。今回の公開研究会は、当該文書の草案をたたき台としてご提示し、会員の皆様から広くご意見をいただく機会とする予定です。