このたび、環境や体験と教育を研究対象とした4つの学会が連携し、それぞれの実践・研究領域の事例発表と、クロスディスカッションによる「子ども・暮らし・環境」フォーラムを開催します。それぞれの会に所属する研究者の交流を進めるとともに、重なり合う分野で議論を共有、新たな視点の開拓を目指すものです。
子どもたちの自然にかかわる機会が減ることで、成育上の問題も指摘されます。人の成長の過程で、自然とのかかわりはどのような役割を果たすのか、それが不足・欠乏することでどんな影響があるか、社会で、生活の中で、野外の活動で、教育の場で、自然を通して学ぶことはいかなるものか、それぞれの視点から、議論を深めたいと思います。
12:30〜 受付
13:30〜15:00 セッション1
「子ども・暮らし・環境」をテーマとした各学会からの発表
15:15〜16:30 セッション2
上記発表をもとにしたパネルディスカッション、各学会紹介
16:45〜 交流会
18:00 終了
<セッション1>
セッション1では、それぞれの学会で今回のテーマに即した特徴的な実践事例を、具体的に現場の様子を交えてプレゼンテーションします(質疑も含め各学会20分)
* 各学会からは1事例としますが、それぞれの学会の総意を代表しての発表ではありません。あくまでも発表者個人の取り組みとしての発表となります。
<セッション2>
セッション1で発表のあったそれぞれの事例をひも解きながら、それぞれの学会でとらえている「自然とのかかわり」と人の成長、学びについて掘り下げていきます。
<発表者(予定)>
- 仙田 満氏 (こども環境学会理事長、放送大学教授、環境建築家)
- 中山 豊氏 (こども環境学会専務理事・事務局長)
- 阿部 治氏 (日本環境教育学会会長、立教大学教授)
- 岡島 成行氏 (日本環境教育学会副会長、大妻女子大学教授)
- 増田 直広氏 (日本環境教育学会理事、(財)キープ協会環境教育事業部)
- 緒方 泉氏 (日本生活体験学習学会理事、九州産業大学美術館学芸室長)
- 南里 悦史氏 (日本生活体験学習学会会長、前東京農工大学教授)
- 佐々木 豊志氏 (日本野外教育学会理事、くりこま高原自然学校・代表)
- 坂本 昭裕氏 (日本野外教育学会理事、筑波大学准教授)
<展示>
フォーラム会場前のスペースに、各学会の研究活動や機関誌について展示、紹介するコーナーを設けます。パネルやポスターでの掲示のほか、パンフレット、会報誌の頒布を行います。
<交流会>
セッション2終了後、同じ会場で参加者間の交流会を行います。簡単なお菓子と飲み物を用意しますので、情報交換、名刺交換等自由に進めてください。参加者は当日受付でお渡しする名札を着用いただきます。
[企画担当]
中山 豊 (こども環境学会専務理事・事務局長)
上野 景三(日本生活体験学習学会事務局長、佐賀大学教授)
森 高一 (日本環境教育学会理事、大妻女子大学非常勤講師)
大石 康彦(日本野外教育学会理事、森林総合研究所多摩森林科学園グループ長)
[企画統括]
日本環境教育学会 企画委員会
岡島 成行(委員長)・生方 秀紀・原田 智代・福島 古・森 高一