当学会が2009年に創立20 周年を迎えることから、編集委員会では「学会誌20 周年特集号」を刊行することになりました。この特集号では「環境教育研究者のみならず、環境教育実践者が自らの位置と役割、展望を確認できる理論構築を含む環境教育の『学としての構築』に向けた今日的到達点を示す」ことを目指し、巻頭総説に続いて、第一部では20 周年記念座談会の記録、第二部ではテーマごとの今日的到達点を示す「総説」と「評論」、第三部では20 年間の軌跡を示す資料、という構成を予定しています。
そのうちの第二部では、テーマごとのこれまでの学会としての蓄積を、各分野1 名の方にご執筆いただき、その総説に対する補完的な視点からの「評論」を2 名程度の方にご執筆をいただくことにより議論の深まりを期待しております。つきましてはそのための研究会を下記日程にて実施いたします。会員の方々のご出席・ご発言を期待しております。
名称：日本環境教育学会20周年記念研究会
日時：2009年3月22日（日）9：30 〜 17：00（9時受付開始）
会場：立教大学（太刀川記念ホールを予定）
http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/profile/facilities/tachikawa_hall/
参加費：500円（資料代含む）
参加対象：ご関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
主催：日本環境教育学会
プログラム（予定）
9：30 〜 9：40 挨拶・経緯説明
9：40 〜 10：15 テーマ1．自然保護教育と自然体験学習 ［総説報告者：小川潔 評論執筆者：小堀洋美、比屋根哲］
10：25 〜 11：00 テーマ2．公害教育と地域づくり・まちづくり学習 ［総説報告者：朝岡幸彦、評論執筆者：高橋正弘・安藤聡彦］
11：10 〜 11：45 テーマ3．学校教育としての環境教育 ［総説報告者：鶴岡義彦（当日は福井智紀氏による代理報告）、評論執筆者：植田善太郎（当日欠席）・樋口利彦］
11：55 〜 12：30 テーマ4．幼児教育・保育と環境教育 ［総説報告者：井上美智子、評論執筆者：今村光章・石崎一記］
13：30 〜 14：05 テーマ5．食と農をめぐる環境教育 ［総説報告者：野村卓、評論執筆者：松葉口玲子・木島温夫］
14：15 〜 14：50 テーマ6．海外から学ぶ環境教育 ［総説報告者：荻原彰、評論執筆者：諏訪哲郎・水山光春］
15：00 〜 15：35 テーマ7．ESD をめぐる環境教育 ［総説報告者：阿部治、評論執筆者：原田泰・見上一幸（当日欠席）］
15：45 〜 16：20 テーマ8．ライフスタイルをめぐる環境教育 ［総説報告者：妹尾理子 評論執筆者：石川聡子・萩原豪］
16：30 〜 17：00 全体討議
［テーマごとに総説執筆者からの発表15 分、評論執筆者の発表各5分、全体質疑10分の35分で構成］
※終了後の懇親会は予定しておりません。
【公開座談会のご案内】
上記研究会に先だって、前日の2009年3月21日（土）に同会場にて、公開座談会を開催いたします。
この公開座談会は、日本環境教育学会主催、関東支部担当で、関東支部第３回支部大会のプログラムのなかで開催されます。
小澤会長・鈴木前会長を司会とし、パネリストによる円卓形式で実施します。
座談会を含む関東支部大会の詳細は、関東支部のウェブサイトをご覧ください。
