第6回日本環境教育学会研究・実践奨励賞の審査を下記のとおり実施した結果、受賞者2名が以下のように決定しましたのでお知らせいたします。
受付番号1
「自然環境調査を組み込んだ川の学習プログラムの開発」 安部尚子
受付番号2
「内発的ESD:伝統と現代性の交差路におけるダイナミクス」 岩佐礼子
1. 第一次審査結果
応募された二点の研究・実践に対して、応募者の氏名・所属先・勤務先を公開せず理事全員(16名参加/4名不参加)による評価を行った結果、応募二点ともに研究・実践としての一定の基準を満たしていると判断された。
2. 第二次審査の経過
1)審査対象の選定
第一次審査の結果を踏まえ、応募二点に対して第二次審査を行った。
2)審査の手続き
(1)審査;対象の4点について理事の中から3名の第二次審査委員が個別に再度検討し、それぞれに判定を行った。
(2)意見交換;3名の再審査の結果を3名が共有し意見を交換した。
(3)判定;3名の意見を集約し、判定をした。
3)審査基準
審査は応募者の所属先・勤務先を審査員に公開せず実施した。第一次審査の結果・応募者の属性(年齢・所属等)・項目別評価(新規性・有用性・資金の必要性・応募者の意欲・姿勢)・総合評価(評点・意見)について、審査員がそれぞれ評価を行い、点数をつけ、それらを総合して判定をした。
その結果、受付番号1は、環境調査を組み込んだ環境学習プログラムの開発は日本中の多くの所で求められており有用性は高いと評価された。受付番号2は、全体的に意欲的で、具体的なフィールドのイメージもあり、とくに社会関係資本論とESDを結びつける着眼点に新規性が読み取れると評価された。
これらの評価を踏まえ、受付番号1と受付番号2を第6回日本環境教育学会研究・実践奨励賞(2010年度)の受賞者として選ぶことになった。
以上