第5回日本環境教育学会研究・実践奨励賞の審査を下記のとおり実施した結果、受賞者3名を以下のように決定しましたのでお知らせいたします(敬称略)。
受付番号1.「身近な自然を活かした環境学習による児童の意識変化とその教育効果についての研究」下司雅美、明治学園小学校教諭
受付番号5.「ネパールの内発的発展と環境教育の役割」シュレスタ マニタ、横浜国立大学大学院教育学研究科修士1年
受付番号6.「自然体験活動における『ローカルな知』の位置づけによるパッケージドプログラムの画一性に関する研究」温山洋介、東京農工大学大学院環境教育学研究室修士1年
1. 第一次審査結果
応募された6点の研究に対して、運営委員全員(17名参加/3名不参加)による評価をし、評点を付して奨励賞選考委員会による第二次選考に委ねた。
2. 第二次審査の経過
1)審査対象の選定
第一次審査の結果を踏まえ、第二次審査の対象を4点(受付番号1,3,5,6)を選んだ。
2)審査の手続き
(1) 再審査;対象の4点について奨励賞選考委員3名が個別に再度検討し、それぞれに判定を行った。
(2) 意見交換;再審査の結果を奨励賞選考委員3名が共有し意見を交換した。
(3) 判定;奨励賞選考委員3名の意見を集約し、判定をした。
3)審査経緯
審査は応募者の所属先・勤務先を審査員に公開せず実施した。第一次審査の結果・応募者の属性(年齢・所属等)・項目別評価(新規性・有用性・資金の必要性・応募者の意欲・姿勢)・総合評価(評点・意見)について、審査員がそれぞれ評価を行い、点数をつけ、それらを総合して判定をした。その結果、高得点を得た受付番号5と受付番号6をまず受賞者に決定した。受付番号1と受付番号3は同点3位であったが、実践(的な研究)に対しても奨励賞が与えられるべきとの意見が第二次選考員の共通意見となり、受付番号1を選ぶことになった。
以上